2005年度所信

社団法人春日部青年会議所

第41代理事長 橋本行正


<On Vas Commence>
(オン・ヴァ・コモンス)
 〜夢と希望あふれる地域の創造を目指して〜




【はじめに】

社団法人春日部青年会議所は、愛する郷土の発展と人間性の向上という目的をもって、1965年8月に創立して以来、行政、地域各諸団体、地域住民、地域企業の方々に多大なるご理解、ご協力を賜り今年で40 周年を迎えることとなりました。このことに対し、深く感謝いたします。そして、40 年の活動を積みかさねてこられた功績と、我々の活動、運動を支えてくださった社団法人春日部青年会議所諸先輩方に深く感謝と意を表するものであります。
また、この記念すべき節目の年に、春日部市、杉戸町、宮代町、庄和町において、それぞれ、『明るい豊かな社会の実現』を目的に、活動、運動をしてきた社団法人春日部青年会議所と庄和青年会議所が、運動エリアを拡大することに更なる地域の可能性を求め統合いたします。青年会議所運動の目的は、『明るい豊かな社会の実現』です。それは、時代の潮流を読み、積極的に変化を創造
してゆくところにあるのです。我々は未来への大きな夢を描き、今この時代に挑もう。


【創立40周年を迎えて】

我々青年会議所は、戦後の復興から現代に至るまで、常に未来を見据え、時代の先頭に立ち、英知と勇気と情熱を持って運動を展開し、地域の発展に貢献してきました。
そして、普段の生活に対して殆どの人が不自由さを感じなくなったこの現代社会においては、人と人との繋がりから成る地域の和を確立することが、『夢と希望あふれる地域の創造を目指す』為に必要とされています。人の多様性を認め合い、常に目的を持ち、日々目標に向かって邁進してゆく。そんな人々からなる地域では、人が活き活きし、地域の問題を自らの問題と捉え解決する和が確立し、地域の可能性を大いに語り創造することができるのです。そうすることで、このまちに住んでいることへの誇りが生まれるものと信じま。創立40周年を迎えた今、我々は、5年後、10年後に目を向け、運動の方向性を示し行動するときなので。


【人づくりへの挑み】

地方分権一括法が施行され数年が経った今、自らの地域は自らの力で興すという地域主権的な考えが推進されています。我々は、与えられることからの脱却を自身の責任と捉え、自らの手で、自らの考えと、自らの行動力からなる、『自立の精神』を構築し、この『まち』を率先して創造してゆく為の行動を更に活発にすることが必要です。この考えを地域住民に運動として発信してゆくためには、先ず我々が時代を切り拓く先者として、必要な団体であり続けなければなりません。我々は、更なる地域発展のために、より効果的な手法を持って研修を積み重ね、日々目的を持ち、積極的に『変化』し更なる『人間力』の向上に努めるべきです。
研修は、その成果がかたちとして現れてこそ意味あるものです。どんなに良い研修だとしても、そのときの気付きや感動で終わってしまっては、意味のないものとなってしまうでしょう。そこには個人個人の意識により左右するところがありますが、如何にその意識を上に向けていけるかで、個人の資質向上はもとよりLOMとしてのボトムアップが図れると信じます。年間を通じてひとつのテーマを持って研修を行い、そのテーマを完結させることで成果がかたちとして現れるよう、2005 年に挑もう。また、出向は出向者個々の研修と捉えます。LOM以外での人との出会い、手法、知識、環境は出向者にとって、大きな力となるのです。そこで培ったものをLOMに還元し、今後の更なるLOMの進化に繋げてゆこう。


【次世代を担う子どもたちに】

子どもたちの屈託のない笑顔は、見ているだけで微笑ましくやすらぎさえ感じる。そう思いませんか?
子どもたちを取り巻く環境(教育)は、時代の変遷と共に変化してきました。子どもたちへの教育は、家庭、学校、地域社会と大きく分けられます。そのどれもが欠かすことのできないものですが、その教育の中でとりわけ道徳心、生きる力について大きく取り上げられています。社団法人春日部青年会議所は、次世代育成のためのプログラムを2004年度にスタートいたしました。これは、次世代を担う子どもたちに、物事に取り組む姿勢として、自主性、主体性、協調性を持つこと、そして、自分自身を知り、相手を理解し、全ての物事に対し感謝の気持ちを持つことの大切さ(道徳心、生きる力)を学んで頂くことを目的にしています。このプログラムは、長期的な視野を持って『変化』させ継続していくことで必ずや『人間力』を兼ね備えた人を育んでゆけるものと信じます。我々の知力と活力を持って、このまちの地域社会教育を構築して行くことに取り組んでゆこう。
人は色々な経験から学びを得て、興味を深めるものです。是非とも、このプログラムを通じて、
社団法人春日部青年会議所だからこそできる素晴らしい経験を、次世代を担う子どもたちと共にしてゆこ。


【地域未来を見据えて】

我々青年会議所が追い続けている目的『明るい豊かな社会の実現』は、時代と共に変化し続け永遠に終わることのない大きなテーマです。我々青年会議所の良いところは、明日を素晴らしいも
のとするには如何にしたら良いのかを時代に先駆け、その手法を立案し、地域住民と共に行うまちづくり運動を推進してゆくところにあります。まちづくりの基本は、地域住民、企業、行政、団体が共に信頼しあうパートナーシップ(連携)を基に、その地域に関わる一人ひとりが、自らの責任においてまちづくりに対し、積極的に行動していくところにあるのです。我々が生活を営む春日部市、杉戸町、宮代町、庄和町
には、素晴らしくそして誇らしい伝統と文化、人材(宝)が存在します。先ず、我々は『夢と希望あふれる地域の創造を目指す』為に、その良いところを認識し、どの様に活かしてゆけるかを、地域住民、企業、行政、団体が共に連携し、考え、実践してゆくことが必要です。そうすることで、このまちに活力が芽生え、地域が更に発展してゆけるものと信じます。


【交流から信頼へ】

我々が、『夢と希望あふれる地域の創造』を目指す上で、先ずは、LOMが一丸となることが必要となります。
我々の活動を効果的に続けてゆくためにも、会員同士がより積極的に交流を図ることにより、今以上に友情と絆を深め、更には信頼へと繋げてゆこう。パサディナ、春日部、両青年会議所の理解と友情を深
めることと、地域社会の国際化を目的として始められた交流事業は、2005年度で20回目を迎えます。
この事業は、パサディナ青年会議所と社団法人春日部青年会議所との国境を越えた交流から始まり、姉妹JC締結、パサディナ市、春日部市の国際友好都市締結に発展し、更には春日部市国際友好協会設立の原動力となりました。また、参加された方々に、夢と希望、楽しさと感動を与え、地域社会の国際化を推進してまいりました。この事業を通して、異国の文化に触れることは、生活習慣の異なるところからの新たな発見、顔の見える交流からなる新たな友情の芽生え、そして信頼から絆を深める青年会議所でなければできないとても価値ある交流です。
2005年度は、パサディナ交流事業20 周年という節目の年であり、パサディナからの仲間を迎え入れる年です。是非とも多くのメンバーで迎え、積極的に交流をし、友情と絆を深めよう。そして、これまでに築いてきた確固たる交流事業の更なる発展のために、両青年会議所で議論を交わそう。


【更なる進化のために】

社団法人春日部青年会議所は、今やメガLOMといわれるまでの会員数を成しました。
会員の拡大は、社団法人春日部青年会議所の益々の発展と進化を願う上で、必要不可欠なものです。新たな会員により、生まれる知恵や活動力は、我々にとって、更に効果的な運動を展開してゆく為の
大きな力になるものと考えます。
我々は、社団法人格を有する団体として、常に公益を目的とする組織であり続けなければなりません。
また、常に時代に先駆けた運動をより効果的に展開し続けるためにも、組織の運営についてより一層の議論が必要です。いろいろな視点から物事を見、考え、未来を見据えた運動のための運営を構築してゆき、社団法人春日部青年会議所の更なる組織の進化に繋げてゆこう。青年会議所は全国43,000 余名のメンバーで構成されている全国規模の組織です。年間を通じて社団法人日本青年会議所、関東地区協議会、
埼玉ブロック協議会で開催
される各種大会があります。積極的にそれぞれの大会に参加し、全国規模のスケールを自身の肌で感じよう。また、出向先のメンバーに対して参加するという形で支援をしてゆこう。
そして、我々社団法人春日部青年会議所のPRである広報については、定期的に内外に対して活動、運動の報告をしていくと共に、マスメディアなどへの定期的な情報発信をしてゆき、より効果的な発信に挑もう。


【おわりに】

『On Vas Commence』(オン・ヴァ・コモンス)とは、挑むという意味を持つ言葉です。
創立40 周年を迎えた今こそ、次世代に責任を持つ我々が先頭に立ち、この地域と共に力を合わせて時代を切り拓くときなのです。
我々は今、愛する郷土の発展と人間性の向上への熱き想いを胸に、社団法人春日部青年会議所を創始した諸先輩方の英知と勇気と情熱に感謝すると共に敬意を表し、
今後も、我々が地域にとって必要な存在であり続ける為
に、未来に視点を向け、『積極的変化の創造』に全力で
挑み続けてゆこう。
すべては、
『夢と希望あふれる地域の創造を目指して』